遺言書は、ルールに則って書かなければ効力を発揮しません。ですから、法律の専門家に指導をしてもらいながら書くのが一番でしょう。弁護士や司法書士、行政書士などは、民法をしっかりと勉強しているので、遺言書の書き方に関しても詳しいです。どういったものが無効になるのかという具体例も知っていますから、確実に効力を発揮するベストな遺書を作れます。自分で勝手に書いてしまうと、間違えてしまう可能性が大です。遺書が効力を発揮しない場合には、相続人たちの間で泥沼の争いになるケースも珍しくはありません。
家族や親戚の仲を悪くしないためにも、きちんとした書式で遺書をしたためておくのがベストなわけです。特に最近はパソコンで遺書を書く人が多くなってきています。これは完全に無効な遺書の代表例ですから、きちんと手書きをする必要があります。専門家に相談をするのが一番ですが、弁護士になると、相続のことに関しても詳しいアドバイスをくれるので最高ですね。相続人が多い場合や、分割が難しい不動産を所有している場合などには、弁護士事務所に相談に行くと問題が解決する場合が多いです。
節税に関してのアドバイスをくれる場合もあります。弁護士は税理士の仕事もできますから、有効な相続税の軽減方法まで指導してくれます。具体的な方法としては生前贈与などが挙げられますが、不動産を使った複雑な節税方法にも熟知しています。資産が大きくなりそうな場合は、生前贈与を繰り返して、遺産の総額を減らしていく工夫をするといいでしょう。