2017年01月17日

住宅購入時には遺言書の作成をおすすめします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

住宅の購入時、遺言書の作成をおすすめします。住宅の購入で不動産資産を保有している場合、所有者の死亡時に住宅は遺族へ相続されることになります。ここで発生するのが相続税です。せっかくの資産を相続税で持っていかれるのはもったいないと思います。そこで注目したいのが「配偶者控除」です。配偶者控除とは、相続される資産が1億6000万または配偶者の法廷相続分のどちらか高い方が控除される制度です。通常、妻ひとり子ひとりの場合に相続の分配は2分の1が妻、残りの2分の1が子どもに分配されることになります。この場合、妻の相続分は配偶者控除が適用されますが、子どもの相続分は全額相続税の対象となります。

4000万の住宅を購入した場合は妻の取り分2000万は控除されますが、子どもの分2000万は相続税の対象となるわけです。では配偶者控除を資産に対して全額適用するためにはどうずれば良いのでしょうか。そこで登場するのが遺言書です。これを書くことで、相続割合を100パーセント妻へ付与することができるわけです。ではどのように書けばよいのでしょうか。書き方としてまず一つ目は必ず「自筆」で書くようにしてください。ワープロで作成したもの、代筆で書かれたものなどは認められません。二つ目は誰に何を相続させるのかを明確に書いてください。

またここで注意したいのが借金も資産だということです。例えば「妻に全財産を相続する」と記入した場合、借金があれば不動産と一緒に借金も相続されることとなります。借金を相続対象としたくない場合は相続項目を明確に土地や建物として記入するようにしてください。三つ目は署名捺印です。記入日、指名、印鑑を最後に書くようにします。簡単に言うとここまでが遺言書の書き方になります。今はインターネットで検索すると記入例などもたくさん出てきますので、不動産を購入される際は是非、相続にも目も向けていただければと思います。

(参考サイト)
手塚の葬儀あるある教え隊!
www.tezuka-sougiaruaru.com
>> check